
現代の食生活において、「健康に良い食事」と「満足感のある味わい」を両立させることは、多くの消費者にとって大きな関心事となっています。特に、忙しい日常の中で手軽に栄養を摂りながらも、おいしさを妥協したくないというニーズは年々高まっています。
こうした背景のもと、食品分野に革新をもたらすフードテック・スタートアップが注目を集めており、多様な切り口で、「食」を進化させる企業が次々と登場しています。
本記事では、「おいしさ」と「健康」の両立をテーマに、以下の注目フードテック系スタートアップを4社を紹介します。個別記事も併せて是非ご覧ください。
- 株式会社Greenspoon
- 株式会社KULBAY
- 株式会社グッテ
- Aqua Theon Inc.
忙しくても野菜をしっかり摂りたい人に。【株式会社Greenspoon】

健康的な生活には野菜を一日350g以上食べることが推進されていますが、普段の忙しい生活の中で、食事バランスや野菜の量を気にして生活するのは困難です。
そんな課題を解決するため元AbemaTVの起業家によって創業されたのが株式会社Greenspoonです。同社は、瞬間冷凍した食材を自宅に届ける冷凍宅食サブスク「GREEN SPOON」を提供しています。「GREEN SPOON」は、味・栄養・手軽さで高く評価され、2024年には会員数15万人を突破、江崎グリコの完全子会社となるなど急成長しています。
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甘いのに健康的なプロテインアイス「pocotein」【株式会社KULBAY】

株式会社KULBAYは、高タンパク・低カロリーのプロテインアイス「pocotein(ポコテイン)」を提供しています。北海道産の牛乳を使用し、一流パティシエが監修することで、「おいしさ」と「栄養価」の両立を実現しました。
「pocotein」は代表取締役であるブラック氏と愛犬Pocoとの出会いをきっかけに開発されており、「ペット業界の問題を変えたい」、また「すべての人に健康的な食品を届けたい」という思いの元提供されています。
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IBD患者向けフードサービス【株式会社グッテ】

株式会社グッテは、消化器疾患を抱えるIBD・IBS患者に向けた「食のバリアフリー」を目指すスタートアップです。同社は、明治と共同開発した低FODMAPスナック「やさしいひとくち」や、国内最大級の患者コミュニティ運営など、食品と情報で患者のQOL向上を支えています。
グッテは、炎症性腸疾患(IBD)患者やお腹の弱い人を支えるために2018年に創業されました。病気によって孤独を感じたり、生活に制約を受けたりする人々が、納得できる人生を送れるよう支援することを使命としています。
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海藻由来の和菓子を開発【Aqua Theon Inc. 】

Aqua Theon Inc.は、海藻由来の寒天を使ったラグジュアリー和菓子ブランド「MISAKY.TOKYO」を展開しています。同社はキム・カーダシアンとのコラボ実績や、完全無添加・グルテンフリーの機能性飲料など、健康とサステナビリティを両立した商品で注目を集めています。他にも海藻由来の食べられる容器なども提供しており、大注目の企業です。
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まとめ
今回はおいしさと健康を両立するスタートアップを4社紹介しました。食の選択肢が広がるいま、「からだに良い」だけでなく「心も満たす」商品づくりに挑む企業の存在は、私たちの毎日をより豊かにしてくれます。
New Venture Voiceでは、このような注目スタートアップを多数紹介しています。
国内外の面白い企業についてもまとめているため、関連記事もご覧ください。