最終更新日 26/09/15
国内スタートアップ

【ミラーフィット株式会社】自宅がジムに⁉AIスマートミラーが変える新習慣

AIヘルスケア
国内スタートアップ
Share this post
(引用:公式ホームページ

「運動を続けたいのに、ジムに通う時間がない」「自宅で筋トレしても、フォームが正しいのか分からない」──こうした悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくありません。健康寿命への意識が高まる一方、日々の忙しさから運動習慣を定着させるのは容易ではないのが現実です。

この課題に対して鏡型のAIスマートデバイスで解決策を提示しているのが、ミラーフィット株式会社です。同社が提供する「MIRROR FIT.」は、自宅にいながらパーソナルトレーニング級の体験を叶えるヘルスケアプラットフォームとして、個人ユーザーのみならずホテルやフィットネスクラブなど法人からも注目を集めています。

本記事では、ミラーフィット株式会社の事業内容や資金調達動向、市場規模などを詳しく紹介します。

事業内容①:AI搭載スマートミラー「MIRROR FIT.」

(引用:公式ホームページ

「MIRROR FIT.」は、鏡型のスマートデバイスにトレーナーの映像を映し出し、その動きに合わせて自宅で本格的なトレーニングができるフィットネスプラットフォームです。ヨガ、筋トレ、ダンス、ストレッチなど13種類のレッスンカテゴリーに、500種類以上のプログラムを用意。目的や気分に応じて自由に選択できます。

最大の特徴は、姿勢判定を行うAIが搭載されている点です。トレーニング後にスコアがフィードバックされるため、トレーナーが目の前にいなくても、正しいフォームで運動できているかを客観的に把握できます。AI採点対応種目の第1弾として、スクワット、ワイドスクワット、ブルガリアンスクワット、マウンテンクライマーの4種目がリリース済みで、今後もラインナップは拡充される予定です。

ライブ配信機能では、トレーナーや他の参加者とコメントを交わしながら一緒に汗を流せるため、自宅でも「一人ではない」感覚でトレーニングに取り組めます。

LINEの「オープンチャット」を活用した会員コミュニティも運営され、継続のモチベーション維持を後押しする仕組みが整っている点も独自の魅力でしょう。

(引用:公式ホームページ

Android搭載端末のためアプリをダウンロードすればディスプレイとしても活用でき、音楽鑑賞や動画視聴もこなします。通勤時間の確保が難しい会社員、子育て中で外出しづらい方、健康管理を重視するシニア層まで、幅広いユーザーに適したサービスです。

事業内容②:法人向けソリューション「MIRROR FIT. PRO」と関連事業

個人向けサービスに加え、法人向けの無人運営フィットネス導入サービス「MIRROR FIT. PRO」も展開されています。ホテル(W大阪など)、フィットネスクラブ、ケネディクスの賃貸戸建住宅などにデバイスを導入し、省人化された運動環境を提供。施設側の運用コスト削減と利用者満足度の向上を同時に実現しています。

(引用:公式ホームページ


インドアゴルフ施設ではオンラインレッスンによって他施設との差別化を後押しし、フィットネスクラブでは顧客エンゲージメント向上や解約防止に貢献するなど、法人ごとの課題に応じたビジネススキームを提案しています。

ほかにも、ユーザーの健康を記録し生活習慣のアドバイスや最適な運動メニューを提案するモバイルアプリ「MIRROR FIT. モバイルトレーナー」の開発、24時間利用可能な女性専用個室フィットネス兼美容サロン「HITORI WELLNESS」の運営など、ヘルスケア領域を多角的にカバー。大阪公立大学との共同研究では健康習慣や健康状態の数値化にも成功しており、Dr.stretchとのコラボレーションなど外部との連携コンテンツも積極的に展開しています。

資金調達:累計調達額が12億円を突破

(引用:PR TIMES

ミラーフィット株式会社は2024年2月13日、One CapitalファンドおよびGOLDEN EGG Venturesを引受先としたシリーズAラウンドの資金調達を実施し、累計調達額は9.25億円に到達しました。その後さらに資金調達を進め、2026年には累計調達額が12億円を突破しています。

これに先立つ2023年2月には、One Capitalファンド、レアゾン・ホールディングス、千葉道場ファンド、ケネディクスを引受先とする3億500万円の資金調達を実施し、シードラウンドをクローズ。累計調達額は6億2,500万円となりました。さらに遡ると2022年4月には千葉道場ファンドを含む投資家からの調達で累計3.2億円に達しており、体型管理機能やパーソナルトレーニング機能の開発、動画コンテンツ拡充、エンジニアや法人営業の採用強化に投資されてきた経緯があります。

直近の資金調達概要

  • 日付:2026年
  • 調達方法:シリーズAラウンド
  • 調達先:コシダカホールディングス、One Capitalファンド
  • 調達額:2.5億円

今回の調達を通じて、同社は「健康であり続けたい」「運動を習慣化したい」というユーザーの願いを行動に変えるサポート強化、採用による組織体制の拡充、サービス品質と顧客満足度のさらなる向上を掲げています。サービス開始から約4年で累計販売台数2,500台を突破し、事業拡大は加速フェーズに入ったといえるでしょう。

市場規模:急拡大するオンラインフィットネス市場

世界市場は年率25%超の高成長

世界のオンラインヘルス・ウェルネス市場は、2024年に364億3,000万米ドルと評価され、2025年には460億5,000万米ドルに達する見込みです。2033年までには3,000億4,000万米ドルへ拡大し、予測期間(2026年〜2033年)ではCAGR26.4%という高い成長率が見込まれています。

バーチャルフィットネス市場に絞ると、2025年の253億9,000万米ドルから2035年には2,400億8,000万米ドルへと成長し、CAGR25.19%が予測されており、極めて高いポテンシャルを持つ領域です。

日本国内も過去最高水準へ

日本国内のフィットネス市場は、2024年度に事業者売上高ベースで約7,100億円と過去最高を更新する見通しです。コロナ禍で落ち込んだ2021年(5,248億円)から3割超の増収となり、これまでピークだった2019年(7,085億円)を上回る勢いを見せています。24時間ジムや女性専用施設が伸長するなか、オンラインフィットネスも重要な成長カテゴリーとして存在感を高めています。

アジア太平洋がグローバル成長を牽引

地域別では、アジア太平洋が2031年にかけてCAGR30.17%と、世界で最も高い成長率を示すと予測されています。ライブセッションが2025年の収益の55.35%を占める一方、AIベースのキュレーションを活かしたオンデマンドライブラリも35.59%のCAGRで加速中。AI搭載のスマートミラーと豊富な動画コンテンツ、ライブ配信機能を併せ持つミラーフィットは、こうした市場トレンドの中心に位置するプレイヤーとして今後の成長が大いに期待されます。

会社概要

  • 会社名:ミラーフィット株式会社
  • 所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒一丁目 1 番 17 号 LANTIQUE BY IOQ 001号室
  • 設立年月日:2020年7月28日
  • 代表者名:黄 皓(こう こう)
  • 公式HPhttps://mirrorfit.jp/

まとめ

ミラーフィット株式会社は、AI搭載スマートミラー「MIRROR FIT.」を軸に、自宅でも本格的なパーソナルトレーニング体験を提供するヘルスケアスタートアップです。500種類以上のプログラム、AIによる姿勢判定、ライブ配信、コミュニティ機能を組み合わせ、単なるフィットネス機器を超えた「運動を習慣化する仕組み」を構築しています。

シリーズAで累計9.25億円の調達を達成し、法人向けの「MIRROR FIT. PRO」や女性専用サロン「HITORI WELLNESS」など事業領域も拡大中です。世界的にバーチャルフィットネス市場が年率25%を超える成長を見せるなか、日本発のスマートミラー領域における存在感はますます高まっていくはずです。健康寿命の延伸や運動習慣の定着という社会課題に真正面から取り組む同社の今後に、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

New Venture Voiceでは、このような注目スタートアップを多数紹介しています。ミラーフィット株式会社のような国内外の面白い企業についてもまとめているため、関連記事もご覧ください。

システム開発はGenAiにお任せ!

 New Venture Voiceは、株式会社GenAiによって運営されています。
 当社は「未来を最速で実現する」をミッションに掲げ、ITコンサルティングやシステム開発、メディア事業を展開しています。テクノロジーの力で企業の成長を支援し、新たなビジネス創出を通じて、より良い未来の創造を目指しています。
 当社の詳細な事業内容やお問い合わせについては、以下よりご覧ください。

目次へ戻る

タイトルとURLをコピーしました