
紫外線対策は毎日のスキンケアで欠かせない習慣ですが、「肌への負担」「環境への影響」「使い心地」を同時に満たす製品はまだ多くありません。特に近年、成分の安全性やサステナビリティを重視するクリーンビューティの潮流が世界的に広がり、消費者の選択基準も大きく変わってきました。
こうした変化に応えるべく、独自の哲学でスキンケア発想の日焼け止めを開発しているのが、株式会社aretismeが展開するブランド「Aetās(エタス)」です。ミニマルな成分設計と環境配慮を両立させ、国内外のアワードでも高い評価を得ています。
本記事では、株式会社aretismeの事業内容や市場規模について詳しく紹介します。
事業内容:クリーンビューティブランド「Aetās」の展開

株式会社aretismeは、2023年5月に創業以来初のスキンケアブランド「Aetās(エタス)」を立ち上げ、公式オンラインショップと中国の「天猫」「京東」「小紅書」で同時販売を開始しました。ブランドフィロソフィである「Less-is-more」に基づき、ミニマルな成分で最大の効果を目指す処方設計を採用しています。
Aetāsの最大の特徴は、全商品で90%以上の自然由来指数を実現している点です。石油系界面活性剤、エタノール、合成香料・精油、鉱物油など計22種類の成分を一切不使用とし、クルエルティフリー(動物実験なし)とジェンダーフリー処方を掲げます。肌質や年齢を問わず使える低刺激設計でありながら、機能性も両立させている点が評価されています。
「私たちの美への追求が地球環境を悪化させてはならない」という理念のもと、資源循環化や廃棄物削減にも徹底的に取り組んでいる点も見逃せません。こうした姿勢は国内外で高く評価され、OMOTENASHI Selection 2025、Red Dot Design Award 2025、サステナブルコスメアワード2024審査員賞など、多数の受賞歴を持ちます。2024年には北米とイギリスのクリーンビューティ大賞を含む4つのアワードを受賞し、国際的な認知も獲得しました。
スキンケア発想の新プロダクト「エタスシールド」

2026年8月21日には、顔用日焼け止め「エタスシールド(Aetās The Shield)」の発売が予定されています。「スキンケアの仕上げとしての日焼け止め」という発想で開発された本製品は、SPF50+・PA+++でUV-A/UV-Bをしっかりブロックしながら、紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方、防腐剤不使用を実現しました。
さらに、花粉・PM2.5・ちり・ホコリなどの外的刺激物の付着を防ぎ、トーンアップ補色による化粧下地機能まで備えた多機能設計です。ベタつかず少量でなめらかに伸びるテクスチャーで、毎日のスキンケアの最後に自然に取り入れられます。ボトルや梱包材はリサイクル可能素材を採用し、輸送効率を高める設計で環境負荷を低減しました。敏感肌の方や、環境意識の高い層に特に支持される製品となるでしょう。
取締役の思い:非公開ながら着実に販路を拡大
代表取締役のStephanie氏は台湾出身の女性起業家で、2006年に交換留学生として来日し、2011年に日本で就職、2020年10月に株式会社aretismeを設立しました。社名はギリシャ神話の「徳」と「知」の神様「Arete(アレテー)」に由来しており、支えてくれた人々への感謝と社会貢献を起業の原点としています。
興味深いのは、創業者が意図的に自身の情報をメディアへ露出させない方針を取っている点です。「お客様が『人』を連想しないよう」、公式サイトでも自身の情報を控えめにしています。ブランドのコンセプトとプロダクトのクオリティそのものだけで語ろうとする一貫した哲学が、Aetāsのブランド価値を支えているといえるでしょう。

販売チャネルは着実に拡大しています。2023年10月にAmazonマーケットプレイスへ出店し、2024年10月からは「エシカルな暮らし」(株式会社Gab運営)や「Sellflove」(株式会社OPA・株式会社orosy協業)といったエシカル志向の実店舗・オンラインストアにも進出。加えて、公式EC、楽天、Qoo10などのオンラインチャネル、Instagram・X・Facebook・YouTube・TikTokといったSNSを幅広く展開しています。OMOTENASHI Selection受賞により、空港の常設店舗やポップアップ催事での販売、国内外見本市への出展支援なども受けられるため、今後のグローバル展開が期待されます。
市場規模:拡大が続くクリーンビューティと日焼け止め市場
グローバルのクリーンビューティ市場
世界のクリーンビューティ市場は、2025年の105億米ドルから2033年には353億米ドルへ拡大すると予測され、2026年から2034年にかけてCAGR16.8%で成長する見込みです。

日焼け止め市場の拡大
サンケア製品市場は2026年に199億米ドル規模となり、2031年には306億米ドルへとCAGR9.66%で成長する見通しです。日焼け止めクリーム市場単体でも、2024年の74億6,879万米ドルから2033年には118億667万米ドルへ、CAGR5.2%で成長する見込みとなっています。業界全体では「クリーン&リーフセーフ」の潮流が強まり、ミネラルベース処方の新製品導入比率が40%を超えるなど、Aetāsが掲げるノンケミカル処方への需要が急拡大しています。
日本市場でのポジション
日本のスキンケア市場は、2024年の5億520万米ドルから2033年には8億6,010万米ドルへ拡大し、CAGR6.09%で成長する見込みです。高品質志向、成分への関心、そして美容と健康を一体で捉える消費者意識が市場を牽引しています。Aetāsは「スキンケアの仕上げとしての日焼け止め」というポジショニングで、この成長市場において独自のプレミアム層を狙える可能性があります。
会社概要
- 会社名:株式会社aretisme
- 所在地:東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス8F
- 設立年月日:2020年10月8日
- 代表者名:Stephanie(代表取締役)
- 公式HP:https://www.aretisme.co.jp/
まとめ
株式会社aretismeが展開する「Aetās」は、ミニマル設計・低刺激・環境配慮を高いレベルで両立させたクリーンビューティブランドです。2026年発売予定の顔用日焼け止め「エタスシールド」は、スキンケアの延長線上に位置づけられる新発想のプロダクトであり、国内外で高まるクリーンビューティ需要に的確に応える製品となるでしょう。
創業者の哲学が反映された「製品そのものに語らせる」ブランド戦略、国内外での受賞歴、そして国際展開への足がかりを持つ同社は、今後さらに成長が期待される注目企業です。美と地球環境の共存を目指す取り組みが、日本発のグローバルブランドとしてどのように進化していくのか、目が離せません。
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